2012年1月25日水曜日

古民家の掃除でボロぞうきんが現代美術に

古民家の掃除は大変である。

掃除というのはどんな家でもそれなりに大変だが、古民家へ移住したての掃除はかなり大変だ。

そもそも、何十年間も溜まった汚れを落とすのは骨が折れる。これは、普通の中古住宅にはないだろう。

そしてもう一つは、必ずしも汚れを落とすのが家にとっていいわけではない、ということだ。つまり、数十年を経た材のその風合いまで落としてしまっては味気ない。だから、例えば「激落ち君」のようなものを使って汚れを落としてしまうと、材の風合いが落ちてしまったりする。

古民家の掃除は、汚れを落とすのではなくて、家を美しくすることでなくてはならない。

そこで、掃除の中心はぞうきんでの水拭きになる。そして、ぞうきんは写真のようにボロボロになってしまう。この穴だらけのボロぞうきんは、まるで、現代美術の立体作品のようで、つい写真を撮ってしまった。

0 件のコメント:

コメントを投稿