2012年12月4日火曜日

販売サイトを構築中…。

このところ、農産物販売のためのWEBサイトを作っているため、なんだか百姓ではなくて引きこもりみたいにPCに向かっている

本当は夏にオープンさせるつもりだったが、いざ実際にやってみると私のWEBサイト構築の知識が古く、基本をちゃんと学ばないといけないことに気づいて構築が延び延びになっていた。

例えば、HTMLについては多少知っているつもりだったが、現在のWEBサイト構築ではHTMLで作ったコンテンツをCSSという仕組みで画面上にレイアウトする。このCSSについては、私は全く触れたことがなかったので一からの勉強しなくてはならず、なんとなく後回しにしてきた。しかし要点がわかってみると、以前のHTML一本のレイアウトに比べて随分と合理的で、実は簡単な気がしてきた。

もちろん基本的には面倒な作業の連続なので、正直、多くの農家にとってはこういう面倒な作業をしてまでインターネットで個人販売をするのは難しい。直売所などのリアルな販売の方が発送や入金確認などの手間もないし、合理的だろう。

しかし、そうなるとどうしても既存の客への販売という面が強くなる。私が主力の一つにしたいと思っているカンキツ系は皮を剝くのが面倒なためか若年層への人気がなく、消費が高齢の固定客に偏りつつある。つまり、将来の展開を考えると既存の客への販売だけには頼れないわけで、インターネットなどを通じて新規顧客の開拓を頑張る必要があるだろう。

私としては、あまりカンキツ系を食べない(と思われる)若い女性の客層を開拓したいと思っており、家内の協力も得て女性に受け入れられるデザインのサイトを作りたい。もちろんWEBサイトなどは作ってもほとんど見向きもされないものなので、今年は作り損だと思うが、いつ作ってもそれは変わらないから早めに作るに越したことはない。

また、もう一つ考えているのは、例えば「○○農園.com」みたいに自分の作った農産物だけを販売するのではなくて、地域の美味しいものを販売するような広がりも作れたらと思っている。先述のように個々の農家がインターネットでの販売に取り組むのは難しいので、もしインターネットで売りたいという人が周りにいれば、そういう人も利用できるようなWEBサイトにできたらいいなと思う。

2 件のコメント:

  1. 記事は毎回読ませていただいていますが、久しぶりにコメントさせていただきます。ポンカンはヒヨドリ被害は受けていませんか?ご存じないかもしれませんが、一昨年は、全農家がポンカン、タンカンを全滅させられました。一昨年ほどではありませんが、今年も例年より多いようです。私も袋かけ作業を始めました。つつかれて表皮に傷ができると、もう商品にはなりません。それと販促方法ですが、私も5~6年前に既存のプロバイダー提供のサイトを利用して、自分でCSS編集で手を加えたサイトを運営(1年前閉鎖)していましたが、仰るとおりそれ自体が販売手段のメインにはなり得ませんでした。やはり流通業者とタイアップしたりの販売法の上での,情報提供の補完的な役割は果たしたようです。今はFacebookを利用しており、いわゆる”友達”を作り、そこからWEbサイトに誘導してアピールしていく方法も試みています。風狂さんのキャリアから想像すると、結構友達が作れるのでは?uncle famer

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    1. uncle farmerさま

      コメントありがとうございます。また、毎度ご高覧いただき感謝です。

      本当に、WEBサイトの自作というのは効率が悪いものだと思います。今時WEBサイトを作るというのは、かつてで言えば「電話帳に載せる」みたいなものかと思うのですが、電話帳に載せるだけなら簡単だったのに、随分手間がかかる時代になったと思います。もちろん、お金をかけてちゃんと販促活動をすれば強力なツールだとは思うんですけどね…。

      ところで、ヒヨドリたくさん来ていますね。そして、いくつかつついています。ですが、今年はかなり着果させすぎてしまったため、もとから商品価値のないものが多く(トホホ…)、袋かけをして守ろうという気が起こりません…。来年はしっかりやろうと思います。

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