2014年6月13日金曜日

南さつま市が「地域おこし協力隊」を募集!

地域おこし協力隊」をご存じだろうか?

これは総務省の政策によるもので、ごく簡単には、過疎地などへ都会から若者に移住してもらい、農林水産業や伝統文化の活性化に取り組んでもらうものである。任期は1年から3年。役所が都会の若者を「隊員」に任命して、給与をもらいながら地域おこしに取り組むわけだ。この制度は、都会から実際に移住してもらうところが特徴で、だからこそホンキの若者が集まってきて各地で地域おこしの起爆剤として活躍している。

特に名を上げているのが、メディアでもたびたび取り上げられている岡山県美作市の地域おこし協力隊。棚田の再生やお米のブランド化、またセグウェイの活用など活発な(前衛的な?)活動で知られ、また個人的にも少し知っている人が関わっていることもあり以前から注目していた。

【参考】限界集落を”集楽”に!美作市地域おこし協力隊が ”全国最強”とよばれる秘策とは?

こういう活動が南さつまでも出来たらなあ! と思っていたところ、今般南さつま市も地域おこし協力隊員を1名募集するということで今後の展開が楽しみである。

勤務先(?)は南さつま市観光協会。観光協会は一昨年くらいまで市役所の中にあるバーチャルな組織のようだったが、最近だんだんと実体化してきて、この募集はその一環なのであろう。観光をきっかけにして、南さつまの地域おこしにドンドン取り組んでもらいたい。

地域おこし協力隊の制度は、実際の移住を伴うので応募は気軽にはできない。だが、移住を考えている人にはいいきっかけ(+当面の収入)になる。私も、正直言うとこの制度を使って南さつまに移住して来たかった。Uターン・Iターンを考えていて、地元企業や農業で働くのではなく仕事にもこだわりたい、というような人には最適な制度だと思う。隊員としての活動の間に、その後の仕事への道筋も必ずや開けるはずだ。

というわけで、南さつまを盛り上げたいという都会の若者にこの情報が届き、素晴らしい活動が展開されることを期待している。応募の期限は6月30日まで。移住するという決断をするには短い期間だが、人生の転機というのは突然訪れるものだ。南さつま市で待っています。

【情報】詳細はこちらへ→ 地域おこし協力隊・観光協会スタッフ1名募集します!!

1 件のコメント:

  1. 南さつま市も色々考えてるんですね。美作市地域おこし協力隊ですか。恥ずかしながら初めて聞きましたので記事を読んできました。「地域に若者が残らなければ少しずつ少しずつ地域は死んでゆくのです。」というくだりは衝撃でした。
    はたして応募はあるんでしょうか?南さつま市のまだまだ生かし切れていない魅力を存分に引き出してくれる若者が出現することを切に望みます。
    ただ外部に募集だけでなく、市内にも南さつま市どうにかしたい!って思ってるかたもいるはずなのでそういう場も設けてほしいところです。行政や議員さんたちではできない(したくても立場上できない)それこそ美作市のやっちゃった感のあるようなコトもどんどん出せる意見交換の場、ほしいです。万が一出来たら、風狂さん、期待していますね。

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