2013年8月6日火曜日

うちの(たいしたことはない)米がGNJで供される予定です!

南薩では早くも新米の季節である。南薩(金峰、加世田、大浦)では「早期米」といって、早く植えて早く収穫する水稲栽培が行われているから、新米の季節は10月ではなくて8月だ。

先輩農家Kさんの協力を得て、うちでもお米の収穫を終えることができた。Kさん自身の水田の収穫作業もままならない中だったと思うが、優先的に機械を貸して下さったことに感謝である。

うちでは、お米は基本的には売り物としては作っていない。むしろ趣味的にお米を作っていて、(父母が作っていた時期も含めて)ずっと農薬を使わずにやっているし、来年は化学肥料も使わずに作りたいと思っている。そういう取組を真面目に大規模にやれば、有機栽培米として付加価値も産まれるだろうが、米に関してはそれを実行する資本力がないので、商売としての水田耕作に踏み出すつもりは今のところない。

自家消費して余る部分は、今年初めて農協に出荷してみたが、これを拡大させていこうという気持ちもない。むしろ趣味を加速させて、お金にはならなくても何か面白い取組をしてみたいと思っているところである。

そんなことで(詳細は書かないが)いろいろ策動してみたところ、今年は川辺で行われる音楽フェス「Good Neighbors Jamboree 2013」(GNJ)に出店する「かごの島食堂」にうちの新米を無償提供させてもらえることになった(無償なのは、うちから「売り物ではないので無償で提供させてもらいたい」と申し出たからである。念のため)。本当は、同食堂を運営する「サクラ島大学」さんと連携してプレイベントとしてお米の掛け干しの体験をやってみたいと思っていたが、今回はこちらの事情で中止せざるをえなかった。というわけで、原材料を提供するだけになり少し寂しいが、単に売るよりも有意義な使い方になったような気がする。

ただ、米農家Kさんのお米と食べ比べて思ったのだが、やはりKさんの米の方が美味しく、うちの米は(新米だからある程度美味しいのは当然としても)なんとなく食味が物足りない。遠方からGNJへ来たお客さんから、「南薩の早期水稲はこの程度か」と思われないか心配である。だが、8月に南薩で行われるイベントとなれば、一番のご馳走は新米だと思うので、オシャレな食べものより、ただのおにぎりを是非食べていってもらいたいと願う次第である。

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