2013年7月19日金曜日

重厚で高級に見える棚を自作しました

本やCDなどが溢れていて、というか引っ越し以来まだ開封していない段ボールもあったので、棚を自作した。

高さ約1m、幅2m40cm、奥行30cmという結構大きな棚である。材料費は2万円弱。購入するよりも随分安く済んだと思う。太めの木材を使ったお陰で重厚感があり、これまで作った家具の中で最も高級に見える

それに、DIYにも大分慣れてきて、木材を買いに行く手間も含めて作業時間は2日間くらいでできてしまった。自分の中では、やっと初心者脱却である。

こいつはオシャレなカフェにある家具みたいな雰囲気があるのだが、その秘密は塗装である。今回初めて、BRIWAX(ブライワックス)というやつを使ってみたが、これの質感がかなりよい。これは「ヨーロッパで最も優れたワックス」という惹き文句で売られているが、事実色に深みがあり、わざとらしくないツヤがあって美しい。それだけでなく、主成分は蜜蝋と植物油で自然由来のものであるため、塗っている最中もイヤな匂いが全くないしホルムアルデヒドの放散がほとんどない。さらにその上、これが一番重要なことだが、そのあたりのホームセンターで売っている適当な塗料よりも安いのである(※)。

その代わり、この塗料は機能性はあまりない。耐水性もないし、防カビ性もないようだ。さらに壁紙等に色移りする。椅子に使ったら、多分服に色移りするだろう。熱にも弱い。つまり、見た目は最高によいが、当たり障りのない場所にしか使えない塗料なのである。だから安いのかもしれない。

ちなみに、今回の反省点は、一番下の棚板を補強しなかったことである。全体としては無駄に頑丈に作られていて、天板の耐荷重は(計算上)3トンくらいあるが、最も重いものを載せる最下段の棚板の強度に無頓着だったことに、実際に本を入れてみて気づいた。やはり設計をする時は、どこにどのような力がかかるか、をちゃんと考えなければならないと思った。

※ ネットで調べてみると、そんなに安いか? と疑問を抱く人もいると思うが、実は表面をきれいにしておけば、このワックスは仕様の2倍くらいの面積を塗装することができる。凡百の木材塗料の塗装可能面積が「最大このくらい塗れる面積」で表示されている一方、このワックスの場合、「最低限このくらい塗れる面積」で表示されているように思われた。

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