かぼちゃがうどん粉病に冒されている。
うどん粉病というのは、文字通りうどん粉を葉にまぶしたような症状が特徴的な、よくある野菜の病気である。
このかぼちゃは出荷用ではなく、勉強の一貫として作っているのであまり農薬は使いたくないなあと思っていたところ、先輩農家のKさんから「硫黄粉剤っていう、"農薬にして農薬にあらず”の薬剤があるよ」と教えてもらい、初期症状のうちは何度かコイツを振りかけてみた。
硫黄粉剤とはまさに硫黄の粉末で、使用回数にも使用時期にも規制がないという、極めて安全な農薬なのだが、安全なだけに効果は緩やかで、病気の進行を若干遅らせることはできるが、止めることはできない(そもそも、予防薬なので当然だが…)。
そんなこんなでどんどん病気が進行する中、普通に農薬を使っては面白くないので、どうしようかと案じていたら、家内から「重曹もうどん粉病の防除に使えるらしい」との情報が。こういう意外な情報を見つけてくるのが家内の面白いところである。
調べてみると、安全性が確認され規制の必要のない農薬を「特定農薬(特定防除資材)」といい、生物以外では食酢と重曹がこれに指定されている。効果のほどは確かではないが、勉強のために育てているかぼちゃなので、試行錯誤をするのはその趣旨に適う。そこで早速重曹の100倍希釈液で病気に冒された葉を洗ってみた(適正な希釈倍数は不明)。
かなり病気が進行している葉もあるので、これで病気が完全に防除できるとは思えないが、どれくらい効果があるのか確かめてみたい(もしかしたら全然ないかもしれないが…)。
【結果】2012/6/21 アップデート
結局、効果があるのかないのかよくわからなかったというのが結論。うどん粉病は進行すると普通の薬剤でも効果があまりない場合も多いということだし、まあ、効いていたとしても僅かだと思う。なんとなく、菌の飛散は若干抑えられたのではないかという気がしたけれど…。
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