先々週、初の「加世田かぼちゃ」の収穫・出荷を行った。
その結果は、すでに予見されていた通り、あまり芳しいものではない。約2000粒の種を植えて、出荷できたのがコンテナ約70箱分。小さかったりキズがひどかったりで出荷できなかった規格外品が約20箱分。収量も少ないし、規格外品の割合が非常に高かったのが痛い。
原因としては、(1)定植が若干遅れたこと、(2)定植時に雨が異常に多かったこと、(3)台風が2回来たこと、(4)生長期に逆に日照りが続いたこと、などが挙げられる。天候に翻弄された部分以外の管理は、先輩農家Kさん兄弟の全面的な支援・指導を受けたおかげでそこまで悪くはなかったと思うが、まあはっきり言って結果が伴わなかった…。
「加世田かぼちゃ」として出荷できない小さなかぼちゃは、いつもの「大浦ふるさと館」で売ることにしたが、こちらの売れ行きも正直いまいちである。初夏から続くかぼちゃのシーズンの最後であり、新かぼちゃといっても一般消費者からすると新鮮さが感じられないのだろう。先日は冬至で、「冬至かぼちゃ」の需要があるかと期待したが、売れ行きにはあまり関係なかったようだ…。
とはいっても、一応完熟かぼちゃというだけあって、そこら辺のスーパーで売っている一般的なかぼちゃよりは少し美味しいのではないかと思うし、規格外品とは言え調理を考えると便利なサイズであり、さらにかなり安くお買い得でもある。私は800g〜1kgくらいのやつを150円で売っているが、スーパーのカットかぼちゃの半額程度ではないかと思う。
「大浦ふるさと館」ではポンカンの販売が始まってカンキツの季節も到来したので、お立寄りの際には隅に追いやられている薄倖なかぼちゃコーナーも見てみて欲しい。
0 件のコメント:
コメントを投稿