新聞等で報道されているのかもしれないが、なにせ新聞をあまり真面目に読んでいないのでわからない。ただ、零細な事業(所得300万円以下)を営んでいる人以外には関係のない話なので、一般的に広まっていなくても何の問題もない。
だが、農家というのは大体が零細なものなので、けっこうこれは大きなニュースだと思う。これまでは零細農家には免除されていた記帳及びその保存が義務になるわけで、対応に苦慮しているところも多いのではなかろうか。
実は私もこれまで記帳を真面目にやっていなかった。やろうという気持ちはあったが、ずぼらな性格が災いしてちゃんとした帳簿の形になっていなかったのである。だが、税務署や会計士にチェックを受けるワケではないがこうして義務化されたことであるし、今年は帳簿をきちんとつけたいと思う。
とはいっても、わざわざPCに向かって日々の出納を打ち込むのも面倒であるし、どうしようかなあと思っていたところ、Googleフォームを使えば携帯から簡単に記帳ができることに気づいた。一応知らない人のために説明すると、Googleフォームというのは、Googleのサービスの一つで、アンケートの集計などをクラウド上にあるスプレッドシート(エクセルファイルと思っていただいてかまいません)で行えるものである。もちろん無料で、使い方は極めて簡単。画像のフォームを作るのにせいぜい15分もあれば十分だ。
で、このGoogleフォームで自分の簿記の項目(費目)を設定しておけばリスト形式で選べて記帳が簡易であるし、何より携帯端末から(※)送信できるので気軽にできる。一般的な簿記の形式で記帳するにはGoogle AppScriptというプログラム言語でカスタマイズする必要があるのだが、記帳の形式は特に定まっているわけではなく、日々の出納が明解にわかればそれでよいのだから、私の場合はこれで十分だ。
ただ、Googleの場合入力した情報がどこでどう使われるか分からない、というのが気になる人もいるだろう。それは懸案ではあるものの、白色申告の低所得者の出納記録をGoogleが分析するとも思えないので、私にとっては問題ない。
本来は、簿記には専門のアプリケーションを使った方がより効率的にできるのだろうが、割合に価格が高いために零細な商売には負担である。来年か再来年にはそういったアプリケーションを導入し、青色申告に移行していくことにして、とりあえず今年はこれで行ってみようと思う。なお、「自分もこのやり方でやってみたい」という人は、「Googleフォーム 家計簿」で検索すると(簿記とはちょっと違うが)家計簿フォームの作り方がいくつか出てくるので、それを応用すると作れるはずである。
※古いガラケーからはできないらしい。 確かめていないが。
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