2015年10月26日月曜日

南さつまの観光政策への放言

前回の記事にも書いたように、南さつま市観光協会のメンバーになった。というわけで、今のうちに南さつま市の観光政策について思うことを書いておきたい。

というのは、私自身観光業に携わっていなくても、観光協会のメンバーとしていろいろな活動に関与していけば、ブログで好き放題論評するというわけにもいかなくなりそうなので、まだ何も役目をいただいていないうちに、観光政策の問題点についてつれづれなるままに放言しておこうという次第である(関係者の皆さんは気分を悪くされると思うので読まないで下さい。すいません)。

まず第1に、インターネットでの情報発信がヘタすぎる。

例えば、本市の最大のウリだと私が思っている「南さつま海道八景」だが、市役所のWEBページには写真だけしか載っておらず、「海道」といいながら全く道について触れられていない。これだけだと、海道八景がどこにあるのかすら分からないという有様。

観光協会のWEBページには、若干の説明があるが、この説明がマウスオーバーで現れる(マウスが写真の上にあるときだけ説明が読める)といういただけない仕様になっている。HTMLをいじるのが面白いとついこういう仕掛けをやってしまうものだが、シンプルに写真とテキストが書いてあった方がよい。なぜなら、実際に観光に来る人が、このページを印刷する可能性があるからで、マウスオーバーテキストだとそれが印刷できない(その上リンク先があるかどうかわかりにくい)。しかも、なんと観光協会のWEBサイトにも「南さつま海道八景」がどこにあるのか、その説明が全くない! せめて国道226号線沿いだというだけでも説明しないと、このページだけでは観光に行きたい人に役立たない。

「南さつま海道八景」については、それなりにちゃんとしたパンフレットを作っているので、パンフレットをそのまま掲載するくらいはしたらよいと思う。

でももしかしたら、「南さつま海道八景」を「本市最大のウリ」だと思っているのは私だけなのかもしれない。「砂の祭典」こそ最大のウリでは? と思う人もいるだろう。しかし、市役所のWEBページを見ても、観光協会のWEBページを見ても「砂の祭典」が本市の一大イベントであるとは全然わからない。観光協会のWEBページなんか、公式ページへのリンクもなく(なぜ?)、随分あっさりした書きぶりになっている。数万人を動員する「砂の祭典」からしてこうだから、他は推して知るべしで、必要な情報、必要なリンク先が全く出てこないというのを強く感じる。

要するに、市役所も観光協会も、インターネットで「南さつま市へ観光に来たい人」に対して必要な情報をほとんど提供していない。何が書いてあるかというと「南さつま市にはこんな観光スポットがあるんですよ!」というアピールである。

しかもそのアピールもヘタクソで、アピールである以上、「押し」や「ウリ」といったものが明確に分からなくてはならないのに、それがなくてあらゆる情報が並列的に載っている。要するに、何かのついでがあれば観たらいいよ、という「田の神」のようなものと、南さつまに来たら是非観るべき、という「南さつま海道八景」のようなものがほぼ同列に並んでいる。これではアピールにならない。

観光というのは、「あれも行きたいこれも行きたい」といってどこかへ行くわけではなく、目的地は大抵一つである。例えば群馬県の水上温泉に行きたい、というときは、まず温泉を調べる。そして温泉だけだと子どもたちが楽しめないから他にないか、といってロープウェイなど近場のレジャー情報を調べ、さらに何か美味しいものが食べられないか、といってグルメ情報を調べる。この場合最も重要なのは「温泉」の情報で、それ以外は「温泉」に付随しているに過ぎない(温泉がなかったら調べなかった情報だということ)。だからアピールするなら、観光地の核となる情報を発信し、それ以外の観光情報はその下に付随する形にしているべきだ。要するに観光情報の階層化が必要なのだ。もっと簡単に言えば、「そのためだけに南さつま市に来る価値がある所」はどこかをしっかり見極めて、アピールはそこだけに注力したらよいと思う。

なお余談ながら、私の考えでは、それは「南さつま海道八景」「亀ヶ丘」「吹上浜(京田海岸)」の3つである。

しかし、実のところを言えば、こうした公の機関は、インターネットで観光スポットをアピールする必要は全然ない。なぜなら、こうしたサイトを訪問している以上、そのページを見ている人は既に何かのきっかけで「南さつま市に行きたいな〜」と思っているはずで、その人は、どの季節に訪問するのがよく、どこをどう巡ったら楽しいか、という具体的な情報を欲しているからである。

そもそも観光協会も市役所も、どこかにアピールポイントを置いた公報というのは苦手である。役所が作った「南さつま海道」のプロモーションビデオにも、金峰町の人から「金峰が入ってない」という意見があったそうだから、役所でこういうのを作るのは本当に難しいと思う。だからやりにくいアピールをやるよりも、既に南さつまに行きたいと思っている人に対して、そういう人が必要とする情報を愚直に出して行く方がよいと思う。

具体的には、観光マップをしっかり作るべきだ。観光協会のWEBサイトは、情報はいろいろあるのに肝心な観光マップがないのが最大の問題だと思う。市役所のWEBサイトも、一応観光マップと銘打っているものはあるが、全く使えないもので残念である。「ちゃんとパンフレットでは観光マップを用意しています。来て頂ければお渡しできます」と考えているとしたらそれは傲慢である。あるならばそれをインターネットに載せるくらいのことはするべきだ。

ついでに言うと、インターネットでの発信はぜひ英語でもすべきだと思う。英語で発信したって見る人はいないでしょ、と思うのは間違いで、日本の観光情報は外国の人にとって常に不足しているので需要はある。他の自治体がなかなか英語での発信ができていない中、南さつま市が英語発信に積極的に取り組めばすぐに頭一つ抜け出ることができるはずだ。

第2に、今あるものを大事にしよう・活用しようという考えが希薄で、イベント的な一過性の取組が多すぎる。

南さつま市は他の観光地に比べて、景観はかなり勝れていると思う。だがその肝心の景観を大事にしようという考えが希薄である。といっても、これは日本の観光地一般に言えることであって、実は南さつま市だけではない。歴史ある京都の街並みでも電柱の埋設が進んでいないし、品のない看板が多い。京都駅の駅舎は街並みとは異質なデザインだし、京都タワーは景観を乱していて本当にない方がいいと思う。京都の人は景観をどう考えているのだろうか。

 「南さつま海道八景」も、道脇の草がボウボウである、朽ちた看板がある(しかも内容が「海や川をきれいにしましょう」みたいなものだったりする。看板自身が景観を乱しているというのに)、人工物が邪魔している(ガードレールや電線や廃屋)、といったことで非常に惜しい状況である。

海道八景沿いだけでも、「老朽化した看板の撤去」「新たに設置する看板への規制」「道路清掃作業の頻繁化(国道なので市がやれる範囲で)」「景観を乱す人工物を目立たなくする(例えばガードレールを周囲の環境と調和したものに)」「景観の邪魔になる木の伐採」といった景観の向上への取組が必要だと思う。

他にも、例えば「笠沙美術館」は素晴らしい立地の美術館で、ここだけでも観光の目的地になりうる場所だと思うが、観光に全く役立っていない。私は個人的にここがすごく気に入っているので「海の見える美術館で珈琲を飲む会」を今年も企画しているが、市役所も積極的に使ったらよい。しかしここも、建設以降ほとんど改修が行われていないので各所の扉がさび付いて開けなくなっており、施設を適正に使うことができない。

また、非常につまらないことと思うかもしれないが、公共施設のトイレを清潔に保ったり、現代的に改修したり、入りやすいようにするといったこともすごく大事である。田舎に越してきてつくづく思うことは、トイレに関しては鹿児島は東京に20年遅れているということである。

行く先のトイレにおむつ替えシートがあるかどうかというようなことが、子連れでどこか行くときにすごく重要だし、それ以前に利用したいと思うトイレであることが大事で、「できれば入りたくない」というようなトイレが存在していること自体が(実際に入らなくても)観光客にとっては負担である。

「南さつま海道八景」沿いだけでも、今一度公共トイレの施設設備や清掃体制をチェックすべきだ。例えばトイレが県の施設で管理できないという場合は、県から施設を譲渡・購入して市が管理できるようにし、ストレスなく使えるトイレに変えていったらよい。そして、インターネットやチラシでどこにどのようなトイレがあるかちゃんと発信したらよい。こういう地味なことをするのが本当の観光政策だと私は思う。

しゃかりきになってイベントを企画しなくても、こうした今ある施設や観光スポットをちゃんと維持管理・整備し、ポテンシャルを引き出すことが十分に魅力づくりになるのではないだろうか。

第3に、観光の拠点となる場所がよく分からない。

鹿児島の北の方に蒲生(かもう)という町があって、そこは「蒲生の大クス」という日本一大きなクスノキがあるのが最大のウリなのだが、大クスがある蒲生八幡神社の入り口に蒲生観光交流センターがある。ちょっとしたお土産品とか、観光パンフとかが置いてあって、そのもの自体はどうということはない所だが、こういう施設が最大の観光スポットに付随しているのはうまいと思う。

というのは、まだまだ日本ではインターネットの情報は現実の後追いであることが多く、紙のパンフレットなどの方が情報豊富で正確である。だからパンフレットを各所で配布することは重要なのだが、観光客は律儀に市役所に寄ったりしないし、それ以上に土日は市役所が閉まっている。だから観光協会での配布が重要になるが、南さつま市の観光協会は加世田の市街地にあって観光スポットとは縁がなく、観光ルートと離れている。というより、今の観光協会のオフィスは(リアルの)情報発信の拠点と位置づけられていないから、WEBサイトに開館日や開館時間すら書いていないので観光客には全く使えない。

南さつま市で唯一観光ルート上にあるそういう施設は、坊津の観光案内所だがここも有効に活用されているとは言えない。

私としては、「南さつま海道八景」のちょうど入り口に立地している物産館「大浦ふるさとくじら館」の一部を観光案内所と位置づけて、観光協会が間借りし、そこを情報発信の拠点にしたらよいと思う。物産館は年末・正月を除いてほぼ年中無休なので今の観光協会のように人が居ない日があるという問題も回避できる。そもそも「大浦ふるさとくじら館」は、合併前の大浦町時代に観光案内所的な意味合いもあって作ったものだと聞く。それがいつの間にか物産館だけの施設になっているので、もう一度原点に返るべきだ。これは第2に述べた「今あるものの活用」という話とも繋がる。

観光客というものは、意外と無計画に観光地へとやってくるものなので(私も観光に行くときは大概そうしている)、観光の拠点へと自然と足が延びるというのは大事である。南さつま市の場合、そういう場所がどこなのか私自身判然としないので、わかりやすい観光の拠点を作って、そこを中心としてリアルでの情報発信をしていくのがいいと思う。

第4に、観光の基盤となる歴史と文化に対し、ほとんど関心が払われていない。

多くの観光客は、美しい風景や気持ちの良い温泉、美味しい料理があれば満足すると思われているがそれは大きな間違いで、確かにそういうことは観光の中心ではあるがそれが全てではない。旅行というのは、ただ上質なサービスを受けるためだけに行くのではない。もの凄く美味しい料理を食べたいなら東京の一流レストランに行く方が間違いないし、圧倒的な絶景を観たいなら手つかずの自然が残る外国に行く方がいい。じゃあ、あまりお金をかけないで行く国内旅行が貧乏人のための次善のものかというと実はそうではない。

旅行というものは、自分の生きる土地と違う風土に触れて、暮らしやなりわいの多様性を体験するということも重要な目的だから、国内旅行だって十分に贅沢なのである。つまり風景や温泉や料理そのものも重要だが、それが自分とは異質な風土の元に営まれていることに一層の価値がある。

そして風土というのは、気候や地勢ももちろんだが、それ以上に独自の歴史と文化が重要な構成要素である。歴史とか文化とかは一部の好事家のためのもので、多くの観光客には無縁と考えるのは早計で、そうしたものを是非学びたいと言う人は少数派でも、旅先で聞く風変わりな(歴史の教科書に出てこない)歴史話は多くの人が耳を傾けて「へ〜」と頷くものだ。なぜならそれは「自分は今、違う文化圏に来ているんだ」と確認できることだからである。

そういう意味で、土地の神社仏閣は言うに及ばず、博物館や埋蔵文化財センターといった地味な施設も実は観光にすごく重要な意義を有している。それは直接観光客が訪れる所ではないかもしれないが、観光に深みを与え、ただの街歩きを歴史の重みを感じる散策に変える基盤を提供するものだからである。

南さつま市には、そういう施設として「歴史交流館 金峰」「坊津歴史資料センター 輝津館」「笠沙恵比寿(の展示室)」があるが、最も博物館として充実している「輝津館」ですらWEBサイトを持っていないのが残念だ。「輝津館」は学芸員も擁しているし、企画展も意欲的に開催しているので、その情報を実直に発信していけば南さつまの観光にもっと寄与すると思う。

さらに言えば、こうしたものの裾野を成す各地の「史談会」なんかも意外と重要で、観光ガイドの質は「史談会」を抜きにしては語れないと私は思う。これまでの行政は「史談会」を良くて文化活動、ひょっとすると年寄りの暇つぶしと見ていた節があるが、公益的な価値があるものとして取り上げ、史談会誌の発行を助成するなどの支援をしたらいい。

ともかく、今の南さつま市は「どんな歴史や文化を持っているのか?」という観光客の疑問に対してぴったりとした答えを持っていないように感じる。鑑真が上陸したとか、島津日新公の拠点であったとか、断片的なことしか語られていない。市制施行10周年でもあることだし、簡単でもよいから「南さつま市の歴史と文化」についてまとめたらよいと思う。

・・・というわけで、とりあえず4点述べたが、真面目に考えたらもっとたくさん出そうな気がする。でも最初に「関係者の方は読まないで下さい」と書いたように、私としては「この意見を採り上げろ」とは全然思っていない(というかブログの記事なんか現実的に影響力が全然ないので)。


でも間違えて関係者の方が読んでしまった場合、何かの参考になれば幸いである。

13 件のコメント:

  1. だいぶ前にコメントさせていただいた、南さつま出身のPiyoです。
    的確なご意見に(苦笑)という感じで読ませていただきました(^_^;)。
    多分、南さつまだけではなく、鹿児島全体に言えますよね。
    ほんの一部、上手いなあという場所もありますけど(文中の蒲生とかは観光案内所だけでなくツアーバスを定期的に走らせたり毎年イベントをされたり結構積極的だと思います)、殆どがせっかくの豊富な観光資源を十分に生かせてないと思います。
    今やってる国文祭も、関係者以外はそんなに盛り上がってない気も・・。
    つくづくもったいないなあ・・と思います。
    耳が痛くても、担当の方は是非読んでいただいて(笑)、てっとり早く手をつけられそうなところから一つでも取り組んでいただきたいですねえ(*^_^*)。

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    1. Piyoさん、お久しぶりです。

      この記事を書いて、関係者の方から意外に多くのお声がかかり「言うとおりだと思う!」という同意の言葉をいただきました。的確というか、「みんながなんとなく思っていたことを文章にしてくれた」ということで評価してもらったような気がしています。そして、Piyoさんも仰っている通り、ここに書いたことは、南さつま市だけでなく鹿児島の多くの地域に当てはまると思いますし、というより、日本のマイナー観光地の多くに当てはまるものなのではないかと思います。その意味では、もの凄く一般論を言っているだけなんですけどね・・・。でもその一般論すらなかなか手をつけられないのが多くの自治体の実情なので、私も微力ながらお手伝いできることはしたいと思っています。

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  2. 始めまして通りすがりの者です。郷土愛の深さに感銘します。文章の力の入れ具合も凄いですね!こんな人にリーダーになって改革して頂きたいです(^o^)若者が郷土愛を持てるような町にしない限り少子高齢化が進み若者は故郷に定住して町を守ろうとは思わないですよね。

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    1. わざわざコメントいただきありがとうございます。郷土愛の深さ・・・そんなことを言われたのは初めてかもしれません! 若者には、「町を守る」というようようなことより、存分に人生を楽しんでもらいたいと思います。若者が人生を楽しむことができるフィールドを用意することができるか、それがこれからの地方過疎地域に求められることでありましょう。ご声援に感謝です。

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  3. こちらこそ返信ありがとうございます(^o^)幼少期から過ごした土地を主に故郷として愛着を感じるものですが、風狂さんの文章を拝見してると、地元民より色々と考えてらっしゃいますよね!第二の故郷みいな感じなのでしょうか?自分は万世出身で今は離れているのですが、戻ってどんな仕事を探そうか考えるよりも町としてまず今後機能するのか考えてしまいます。人口や経済が縮小しても最低限の生活して
    行くインフラが整備されないと皆さん困りますので。最低限の土台は守れる基盤がないと色々な意味で安定を生まないと思うんです。町を守るとは大それた意味じゃなく基盤が安定していれば、地元も外から入って来る人も安心して定住して町が維持し機能するんじゃないかなと私ながらですが思う訳です。それにしても風狂さんの文章はブログの域を越えて凄い情報量ですね!ご苦労もあると思いますが是非続けて頑張って下さい!自分としては知らない事ばかりで目からウロコが剥がれる思いで勉強させて貰ってます(^o^)

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    1. 万世のご出身なんですね! 加世田はもうしばらく(30年くらい)は街としての機能が維持されるのではないかと思います。例えば、ガソリンスタンドやスーパーはなくならないと思います。大浦は、うーん、15年が限界でしょうかね。ご指摘のように、街としての基盤があれば、そこから新たな取り組みをしていくこともできますが、それが失われたらもう死亡宣告のようなもので、もう一度街を作っていくことは事実上不可能でしょうね。

      あと30年を長いと見るか、もう死亡寸前と見るかは人それぞれでしょうが、私自身としても、自分の子どもの代になったらもうここはなくなるかもしれないという覚悟をしている面がありますね。でも永遠に栄え続ける場所というのもないのですから、あまり先のことを考えるのもよした方がよさそうです。

      そして、改めてご声援ありがとうございます。評価されすぎと思いますが、そのように言っていただけると嬉しいですねー。今のところ苦労しかないような感じですけど、少し報われる思いがします。

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  4. そうですね。先の事ばかり考えると人間ネガティブな方向に向かいやすいですから今どうあるべきかどうしたいのかの積み重ねでしか未来は展望出来ませんよね。そんなに育った土地に強い思い入れがある訳ではありませんが、故郷が寂れて行くのは悲しいなぁて思いです。田舎はどの町の皆さんも同じ悩みを抱えていると思うと心苦しい限りです(-.-)

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  5. はじめまして。偶然ブログを発見しまして色々記事を読ませていただきました。
    父が数年前に大阪から地元の大浦にもどりまして、ちょうど一昨日に娘である私が遊びに来たところなんです。この辺りの観光地を調べていたらたどり着きました!
    近くに日本三大砂丘の一つがあると知って「そんな凄いものが南さつまにあるのか⁉︎」
    と驚いて父に連れて行ってもらいました。車は渡れない良い感じの大きな橋も発見してときめきました。
    いざ着いてみるとトイレが…故障中のようで入れないようにしてありました。砂丘のはずが草がいっぱい蔓延っていて、砂丘になっていませんでしたし。ただの広い砂浜になってるやん‼︎
    日本三大砂丘の称号はとてもすごいことなのに全然活かしてないと思いました…。
    南さつまにたくさん岬や展望台がありますがどこもちょっとさびれた感じがして、いつももったいないなーと思っていました。トイレも怖いし…。
    鑑真さんの史料館や万世の特攻記念館のような歴史的に重要な観光地もあるので是非とも真の意味で観光に力を入れてもらいたいです。とってもこの記事に共感しましたのでコメントさせていただきました。



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    1. わざわざコメントありがとうございます! 共感していただけて嬉しいです。

      吹上浜もすごく魅力的な所なんですけど、おっしゃるような問題があってまともな観光地になっていないのは残念です。でも観光客があまりいない分、静かに縹渺とした砂浜を堪能できる場所もあるんですけどね。といっても鳥取砂丘などとはちがって、もともと吹上浜は起伏の少ない砂浜なんですけど。

      本当に、一過性の人集めでない「観光」やってもらいたいですね!

      南さつまへの滞在が楽しいものでありますように。

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  6. 2016年6月にコメントしたものです。
    南さつま市について色々と調べる過程で、こちらのブログは大変参考になっています。
    まさしく良い意味で「よそ者の視点」で書かれていて多々共感いたします。

    鹿児島のトイレ事情に関しては、風狂さんのおっしゃるとおり東京から20年いやそれ以上遅れています。
    鹿児島市役所別館1階の男性トイレは入口のドアが取り外してあります。以前はドアがあったのですが、常時ドアストッパーを使い開放していたためドアを取り外したものと思われます。
    以前、清掃職員の方に「どうして入口のドアを常時開放しているのですか。」とたずねたところ、「ドアを開けるのが、いちいちめんどくさいでしょ。」と答えられました。
    それならはじめからドアを設置しなければいいのでは、と思います。
    (ドアが開放してあると男性トイレの中が丸見えです。)
    これは鹿児島市役所だけに限らず、Jリーグの試合が開催される県営鴨池陸上競技場の男性ロッカールームにあるトイレでもです。トイレ入口ドアがドアストッパーを用いて開放されています。
    さらに、これは非常に驚いたことですが、鹿児島郡◯◯村の役場のトイレは未だに男女共用です。入口ドアに男性と女性のマークが明示してあります。
    (ドアを開け中に入ると6畳ほどのスペースに男性用数台と個室数室があり男女共用です)
    その村の女性職員は、そのトイレを利用しているのだろうかと疑問を持つ次第です。
    古い鹿児島の人間にとっては何でもないことかもしれませんが、よそ者としてはありえないトイレ事情です。

    現在応募している、地域おこし協力隊応募の件については担当者から直接連絡がありました。
    1次選考の結果を7/22以降に連絡しますと。
    現在連絡待ちです。

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    1. しんいちさん

      コメントありがとうございます。鹿児島のトイレ事情、本当に県民として恥ずかしい…。観光でも、「おもてなし」のような意味がよくわからないことを言うより、まずはトイレを改修しなさいと思いますよね。○○村の役場のトイレについてはさすがに鹿児島でも少数派に属すると思いますが、かなりカルチャーショックな事例ですね…。

      地域おこし協力隊について、明るい報告をお待ちしております!

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  7. 先週金曜日に担当者からメールで連絡がありました。
    1次選考(書類選考)に合格しました。
    2次選考(面接等)は8月上旬にあります。
    当初の案内では2次選考の日程は7月下旬でしたが、何らかの事情により8月になったようです。
    採用されるように頑張ります。

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    1. しんいちさん

      1次選考通過おめでとうございます! 2次選考の際は、せっかくのことですから南さつまを堪能する機会にしてくださいね。2次選考通過も祈念しています!

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