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2014年9月26日金曜日

「ぬいぐるみツアー」、やってみたら意外と大変でした

知ってる人は知っている「ぬいぐるみツアー」こと「ぬいぐるみで行く 南薩 民泊ぷちツアー」。先ほど、お店のブログの方にレポートの最終回をアップして、全ての作業が終了し、ホッとしているところである。

この「ぬいぐるみツアー」、ぬいぐるみをいろんなところに連れて行って写真を撮るのがメインの作業だから、最初はさほど大変ではないと思っていた。人間の観光と違ってトイレは気になくていいし、予定のズレもさほど問題にならない、はずだった。ところがそういう見込みは大間違いで、実際はなかなかハードな仕事だった…。

というのも、人間と違って「そのあたりに並んでくださーい、記念写真を撮りますから」と言って並んでくれるわけではない。いちいち自分で並べて撮らないといけないし、1匹ずつ撮る場合はなおさら手間がかかる。特に位置の微調整は面倒だ。

さらには(これは事前にわかっていたことだが)ピントを合わすのが難しい! 人の記念写真の場合、カメラから人までの距離が5mくらいあって、1kmくらい先に風景があるという感じだと、人と背景の距離の差は200倍で随分あるようだが、これはカメラの方で十分対応できるらしい。これが、ぬいぐるみのようにカメラからの距離50cmくらいのものを風景と一緒に写そうとすると、風景かぬいぐるみのどちらかにしかピントが合わない!(あくまでも私の安物のカメラの場合ですが)

なので、望遠レンズを使って、カメラからぬいぐるみまでの距離を2mくらいまで延ばして撮ってみたが、それでもやはり風景とぬいぐるみの両方にばっちりピントが合うということはなかった…。F値やらシャッタースピードやらを調整すればピントが合ったのかもしれないが、結局そのあたりを追求する余裕もなかった。なにしろ、ぬいぐるみツアーの最中は、運転手 兼 添乗員 兼 カメラマン 兼 雑用係だったので…。

そしてそれ以上に苦労したのは、天候に恵まれなかったことである。人間のツアーだと日程が決まっているわけで天候が悪かったらしょうがないね、で済んだことだが、ぬいぐるみの場合そうはいかない。できれば天気のよいときの写真を撮ってあげたいという気持ちもあったし、そもそもぬいぐるみが雨で濡れてはいけないので雨天の撮影ができない。

そういうわけで、ツアー自体も苦労したし、こちらは想定内とはいえ終わってからの写真の整理もかなり手間がかかった(全部一緒ではなくぬいぐるみ別にアルバムを作ったので)。そして、お土産を贅沢につけすぎたことやプリンタインクを思った以上に消費したために正直言うとほぼ利益もなかった

でも元々利益を目的に企画したものではなかったし、前向きに考えると損もしなかったのでよしとしなくてはならない。 じゃあ目的はなんだったのか? 目的は、究極的には「南薩のファンを増やす」ことだ(ったはずです、たぶん…)。終了後のアンケートによれば、ぬいぐるみのご家族のみなさんにはかなりご満足いただき、南薩に自分でも行ってみたい、と思った人が多かったようなので、この点は素直によかったと思う。

この手間のかかる「ぬいぐるみツアー」をまたやるかどうかは未定である。でもあと2回(冬に1回、夏に1回)くらいはやってみて、さらに可能性があるのか試してみたいとは思っている。でもその際は、ちょっとでも利益が出るようにしないと後が続かないので、また内容をブラッシュアップさせていきたい。

最後に、参加された皆様、そしてご協力いただいた皆様(特に秋目で船に乗せてくれた上塘さん!)、ありがとうございました。大変でしたが結構楽しかったです。

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