2011年のクリスマス、神奈川県から鹿児島県南さつま市大浦町の古民家へ家族で移住。 大浦町は、父方の故地ではあるもののいわゆるIターン。 田舎暮らしのありさまや感じたこと、考えたことのメモ。
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2021年1月10日日曜日
島津亀寿の戦い——秋目の謎(その4)
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(「 秋目からルソンへ 」からの続き) 薩摩藩から独立した立場を築いていたらしき貿易港、秋目を私領地としていた持明夫人こと島津亀寿(かめじゅ)とは何者だったのだろうか(以後、表記を「亀寿」で統一する)。 島津亀寿は、元亀2年(1571)島津氏第16代当主・島津義久の三女として誕...
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秋目からルソンへ——秋目の謎(その3)
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(「 隠さなければならない繁栄 」からの続き) 前回、秋目は「貧乏で疲れた郷」を自称しながら、少なくとも享保年間以降のしばらくの間はかなり豊かだった、と述べた。 では、その前はどうだったのだろう。陸の孤島である秋目は、今と同じ、寂しい港町だったのだろうか。 そのことを考...
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2020年7月24日金曜日
吹上浜沖に世界最大の洋上風力発電所を建設する事業が密かに進行中(今なら意見が言える)
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「吹上浜沖洋上風力発電事業 計画段階環境配慮書」より引用 とんでもない巨大プロジェクトが南薩で進行中である。 「 吹上浜沖洋上風力発電事業 」という。 吹上浜の沖合に、洋上風力発電の風車を102基も設置するというのだ。この風車がバカでかくて、なんと1基の高さが25...
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2019年2月24日日曜日
海からやってきた2頭のクジラ
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先日、笠沙の小浦に2頭のクジラが打ち上がった。 下の娘がクジラを見てみたいというので保育園から海岸まで直行。正確な場所は聞いていなかったが、行けば人だかりがあるだろうとタカをくくって進むと、果たして大勢の人が集まっているところがある。自宅から車で15分ばかりの岩場に巨大な...
2014年3月7日金曜日
恵比寿とクジラの関係
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今、南さつま市では、クジラ関係の観光振興に力を入れている。先日は、 クジラをテーマにしたお土産コンテスト まで開催され、とも屋さんの「くじらのおひるね」というお菓子が大賞を受賞した。 こうして、クジラに力を入れているのは「くじらの眠る丘」というクジラの骨格標本を展示する施...
2014年2月24日月曜日
笠沙美術館を運営して(ミュージアムカフェをやって)みませんか?
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先日の南さつま市議会で、笠沙美術館に関する条例の改正があった。一見地味だがなかなか面白い内容である。 それは、 笠沙美術館に指定管理者制度を導入するもの だ(第15条)。つまり、この施設の維持管理を民間に委託できるようになった、ということである。 そして、その中のさら...
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2013年8月10日土曜日
南薩のポストカードを制作中
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実は今、南薩のポストカードを作っている。 きっかけは何だったか忘れたが、南さつま市が近年「 南さつま海道八景 」のプロモーションに力を入れているように、南薩のこのあたりは絶景の宝庫であるにも関わらず、なぜかポストカードの一枚も販売されていないため、「ないなら自分たちで作っ...
2013年6月28日金曜日
水陸両用バスに試乗
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先日、南さつま市が実証実験として運行した水陸両用バスに試乗させてもらった。南さつま市では、海沿いの景観を生かした観光振興の一環として、話題性のある水陸両用バスの定期運行を計画しているという。 当日の試乗コースは仁王崎から片浦漁港へ行き、そこから進水して片浦湾内を一巡りして...
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2013年5月30日木曜日
もう一つの特攻基地
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南薩で特攻基地、というと 知覧 が圧倒的に有名だが、実は加世田の万世(ばんせい)にも特攻基地(万世飛行場)があった。 この基地は旧日本陸軍最後の特攻基地であり終戦間近の数ヶ月だけしか使われなかったことや、極秘の飛行場だったためか、かつては「幻の基地」と呼ばれほとんど知られ...
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2013年5月1日水曜日
大浦町には、世界最北限のマングローブ自生地があります
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南さつま市大浦町には、なんと マングローブ がある。大浦川の河口にある メヒルギ の群落である。 なおマングローブとは、汽水域に成立する森林の総称。様々な樹種で構成されるが、その中でもメヒルギは耐寒性が強く、最も北で自生する種類である。 このメヒルギは、 自生の北限 ...
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2013年4月13日土曜日
硫黄貿易が結んだ南薩と硫黄島
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知りたいことがあって、中世の硫黄貿易について調べている。 近年、日宋貿易における重要な輸出品として硫黄へ注目が集まりつつあるのだが、これの重要な舞台として、南薩の坊津、そして 硫黄島 (※1)が登場する。 硫黄島は、島の大部分が硫黄岳という火山によって占められており、中世...
2013年4月2日火曜日
二つのクタジマ神社と大宮姫伝説
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南さつま市万世の当房(とうぼう)というところに小山があり、そこの急な石段を上ってみると 久太嶋権現 という神社があった。 ほんの標高数十メートルの小山だが、吹上浜に向かって(藪は多少あるが)眺望が開け、周りには高いものがないので大変眺めがよい。たった数十メートル視点が上が...
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2013年3月12日火曜日
南薩の捕鯨と「くじらの眠る丘」
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大浦ふるさと館(物産館)の横に、「 くじらの眠る丘 」というクジラの骨格標本を展示する施設がオープンした。 14頭のクジラの群れが当地に座礁するという事件が2002年にあったのだが、これはそのうちの1頭の骨格を標本化し、座礁10周年を記念して展示したものである(なお、1頭...
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2012年10月7日日曜日
笠沙美術館——日本一眺めのいい美術館
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南さつま市笠沙町のリアス式海岸を走る国道沿いに、「笠沙美術館(黒瀬展望ミュージアム)」がある。 展示品は笠沙町出身の画家 黒瀬道則 氏の寄贈作品がほとんどで、その好き嫌いは分かれるところだと思うが、この美術館からの 眺望は文句なく素晴らしい 。 エントランスからパティ...
2012年9月13日木曜日
笠沙野間池の定置網観光
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先輩農家のKさんのはからいで、ある農機メーカーの社員+協力農家の研修旅行に同伴させていただいた。 一行は福岡からいらっしゃったが、巡るのは南薩の地元だから私たちにとっては旅行という感じではないけれども、大変貴重な経験をさせていただいたと思う。ベテラン農家の方々ともう少...
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