謹んで新年のご挨拶を申し上げます。今年もよろしくお願いいたします。
というわけで、早いものでこちらに越してきてから丸3年が経過し、4年目に突入したところである。
農業というのは、普通の商売に比べると極端に動きが遅い。大体の作物は(露地栽培だと)1年に1回しか作付できないし、果樹の場合だと植えてから収穫できるまでに何年もかかる。
だから、1年間農業に携わっても、例えば小売業で1年働くのとは訳が違う。農業の時間感覚を普通の商売で置き換えると、農業での3年が普通の1年くらいの感じだと思う。という風に考えると、私は普通の職業でいうところの1年生を、ようやく終えたばかりということになると思う。晴れて研修期間終了、という感じだ。
これまで、あまり収益のことを考えずに農業をやってきた。日銭を稼ぐことより、技術を学んだり、やったことがないことをやってみたり、基盤を作ることを優先してきた。準備期間みたいに考えていたといってもよい。でも今年からは本腰を入れて農業をやっていくことにしたい(今までがホンキだしてないという意味ではないですよ!)。もっと素直に言えば「ちゃんと収入があるように」やっていきたいということだ(苦笑)。
それから、農業の勉強にしても、これまではあまり理論的なことに触れないようにしてやってきたつもりだ。どうも理屈から入るというのは弊害が大きいような気がして、あんまりその筋の本は読んでいなかった。だが、なんとなく植物のこともわかってきたので、これからはそれなりに学術的な勉強もしていきたいと思う。
ところで、一昨年反省点に挙げた「情報発信」については、昨年はよかった部分もあったし悪かった部分もあって、課題を今年へと持ち越した感がある。どこがよくてどこが悪かったのかは書かないが、総じて「単純な情報発信が疎かになり、マニアックなものに力を注ぎすぎてしまう」ということが言える。このブログの場合は趣味なので構わないが、オフィシャル(南薩の田舎暮らし)の方でもそのケがあるので気をつけたいところである。
ちなみに備忘のために書いておくと、このブログの昨年の訪問者(ユニークユーザー)は42,718人、ページビュー数(PV)は151,479だった。月間にすると大体ユーザー数が4000人くらい、PVは1万3000くらいになるようである。これは別に目標があったわけではないので多いとも少ないとも言えない。それに多ければいいというものでもない。
ただ、定期的に訪問してくださる方もいらっしゃるので、そういう方のためにも、近況報告的なものも含め、「単純な情報発信」を増やしていきたい。「柑橘の世界史」のような読者をものすごく限定する話は、話題がないときにやるようにしたいと思う。
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