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2014年3月21日金曜日

大浦町で一番オシャレな農業用倉庫

農業用倉庫が、ようやく建った。

計画では、一昨年には建築する予定だったのだが、予定地が農振(農業振興地域)だったために許可の関係で随分遅れてしまった。農振というのは、農業以外に転用できない地域のことで、ここに建築物を建てるためには、まず農振からの除外申請を行い、さらに(農振から外れても農地であることには変わりないため)農地転用の申請を行う必要がある。

詳しくは述べないが、この手続きには大変時間がかかっただけでなく、役所の対応も悪かったので随分と辟易した。だが、最終的には許可も下りたし、アテにしていた補助金ももらえたので結果オーライである。

ところで、農業用倉庫というと鉄骨スレート葺きが一般的だと思うが、私は倉庫を木造で作った。別に木造にこだわりがあったわけではなくて、ジャムの加工場を作ってくれた工務店さんにお願いしたら結果的に木造になっただけだが、これがなかなかオシャレで気に入った。オシャレなだけでなく、鉄骨に比べると自分で作り付けの棚を作りやすいなど拡張性も高い。

外観も(すぐに汚れそうだが)真っ白で、一見農業用倉庫には見えない。大浦町で一番オシャレ(?)な倉庫ができたと思う。ちなみに、鉄骨で作るよりも頑丈さは劣るが、耐久性はさほど変わらないそうだ。工費は、単純には比較できないが、当然ながら材料費は鉄骨よりも安く済む。一方で基礎を頑丈にする必要があること、木材を組むのに時間がかかることなどは鉄骨よりも費用のかかる点である。今回の場合は、鉄骨に比べてほんのちょっとだけ安かった感じである。

だが、工期が消費税増税前の駆け込み需要の時期に当たり、その分材料費などが上がってしまったようだ。延び延びになっていたものが、許可の関係でこの時期にずれ込んだということで、運が悪かった。だが、こんな忙しい時期に農業用倉庫などという面白味(も利益もさほど)ない仕事を快く引き受け、素敵な倉庫を作ってくれた工務店、加世田のcraftaさんに感謝である。

ちなみにcraftaの代表さんは、南さつま市内で改造自由な古民家を探しているそうである。 古民家リフォームに取り組んでいきたいということで、実際に古民家を社屋+ショールームに使うのが目的ということだ。もし心当たりの物件があれば、コメント欄にでもご連絡いただければ幸いです。

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