2011年のクリスマス、神奈川県から鹿児島県南さつま市大浦町の古民家へ家族で移住。 大浦町は、父方の故地ではあるもののいわゆるIターン。 田舎暮らしのありさまや感じたこと、考えたことのメモ。
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読書メモ(書物周游)
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2014年8月29日金曜日
「柑」の誕生——柑橘の世界史(3)
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既にたびたび書いてきたように、柑橘類というものは元々は甘くなかった。アッサム地方に発祥し、中国大陸へと渡ってきた柑橘類は、酸っぱいオレンジ(サワーオレンジ)たちであり、食用ではなく薬用または香り付けのためのものだった。 今あるような、甘いミカンやオレンジ( スウィートオレ...
2014年8月28日木曜日
米作りにバーチャルでも参画してもらえる妙案はありませんか?
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こちらに来てから3回目の米作りが終わって、なんだか、稲という植物がどういう風に生長していくかがなんとなく分かってきた。 作ったお米はどうしていたかというと、自家消費と余った分を農協に出荷する以外はごく限られた人にしか販売していなかった(そもそも売り先もない)。米作りはあく...
2014年8月13日水曜日
大浦まつりが開催されます
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2014年10月19日、大浦まつりが開催される。 大浦まつりは、各地区で行われていたお祭りを糾合して町内全体のお祭りとして始まったもので、今年で第6回目になる。一応、自称(?)「大浦地域最大のイベント」である。 内容は結構盛りだくさんで、ステージもあるし、屋台的なもの...
2014年8月11日月曜日
中国古典に見る柑橘——柑橘の世界史(2)
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屈原(横山大観作) 中国大陸では古くから柑橘が利用されていたようだが、どのように扱われていたのだろうか。中国古典における柑橘の記述を探ってそれを確認してみたい。 その嚆矢は『書経』である。『書経』は伝説的古代を語る中国で最初の歴史書であり、成立年代ははっきりしていない...
2014年8月10日日曜日
インドからの東漸——柑橘の世界史(1)
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アッサム州の位置 柑橘類というのは、大変にバラエティに富んでいる。ミカン、オレンジ、レモン、文旦、グレープフルーツ、スダチ、ダイダイ…。おそらく世界には数千種類の品種があると思われる。これらのほとんどは人為的な品種改良によって生みだされたものだが、その元となった野生種はど...
2014年8月6日水曜日
柑橘の世界史序説
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私は「一応」農業を営んでいるのだが、それ以外にもいろいろと(お金にはならない)アレコレをやっているので、時々「何を作っているの?」と農家なのかどうか訝しがられる時がある。 私がメインにしたいと思っているのは果樹、それも柑橘類で、今現在、ぽんかん、たんかん、しらぬい、ブラッ...
2014年8月5日火曜日
狩集農園の「おうちで食べているお米」は手間かかってます
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7月は、梅雨が明けてから雨が全く降らず憎らしいほどの晴天が続いていたのに、8月に入ってからは気の早い台風がきて、梅雨が舞い戻ったみたいな天気になった。 このあたりは早期水稲の産地なので、稲刈りは7月終わりから8月に行う。ちょうどこれから稲刈り、という時期にこの天候で、米農...
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